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Channel: 日々楽々 ~旅~
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二度アルコトハ三度アル

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ダンスを終えたベリーダンサーはホステル1階のスタッフの部屋に戻り
衣装の上から黒のロングコートをばさっと羽織り、
マネージャーらしきおばさんと共に、クールにホステルを後にした。


映画なんかで見る出張ストリッパーが帰る時の映像がよみがえった。


夜は静まり、みんなおのおのベッドに戻る。




イスタンブールを歩いていると、よく声をかけられる。。
ヨーロッパなど先進国ではあまりないことだが、
ここトルコあたりからどんどんこういうことが増えてくる。



初日にホステルを探しているときも、
数人の若者が、

「いい旅行代理店知ってるから、そこに行けばいいホステル紹介してくれるよ!」

と、連れて行ってくれたり。(親切なのかコミッションねらいなのかは不明。笑)


そして他の日に、また別の人間に声をかけられ、
イスタンブールの次はどこへ行くんだ?と聞かれ、
次の目的地をてきとーに教えると、

「それだったらここに行けばいい!」

と、先の旅行代理店に再び連れて行かれたり。笑


土産屋のエリアに行くと話しかけられる確立はグンと上がるアップ
ここトルコでは、アップルティーをオファーされることが多い。。
ちょっと中で話でも! と言って、店の中へ入れられお茶を飲み、
談笑。 そしてカーペット。 中には強引に買わせようとするやつもいるので注意!


トルコはカーペットが有名。というか、カーペットの土産屋しかない!ってぐらいの多さ。


お土産屋のエリアを歩いていると、一人の男が話しかけてきた。。
ちょっと話してから、
「立ち話もなんだからお店の中でお茶でも飲みながら話さないか?」
と、おそらく定番の誘い文句が出た。


全く、カーペットを買う気はなかったので、
「いや、オレ買い物する気ないから。」
というと、
「全然かまわないよ。君と英語で喋ってるだけで勉強になるし!」
と、これまたおそらくありきたりなセリフが出てきたが、
こういうのにまだ慣れてない、というか警戒心がないのだろう、
「じゃあちょっとだけ。」
と、まんまとお店の中に入っていった。


店はこじんまりしていて、壁にはカーペットがかけられ、
棚にはテーブルサイズのものやハンカチサイズのものなど、さまざまな土産品が並んでいる。


少しすると、少年がアップルティーを運んできた。
映画なんかでみたことある風景だ。
銀のおぼんのようなものに、ガラスの小さなグラスをのせて運んできた。


ティーをすすりながら、アリ(仮名)とおしゃべり。
あんまりトルコのことは知らなかったので、
トルコに徴兵制度があること・イラクと国境を面していることなども知らなかった。


実際、オレが来る数週間前にも、
国境付近で、銃撃戦があったばかりとのこと。



アリは他の土産屋のやつらよりは英語が喋れない。
だから、もっと英語を勉強して、商売に役立て海外に行きたいらしい。
しかし徴兵制度のせいで、来年は軍に行くようだ。
彼の言っていることが正しければ(彼の英語が。かも)
軍に行っても、ほとんどお金はたまらないらしい。


アリはオレが店を出るまでホントに一切お土産を売ろうとしなかった。
てっきり最後に、じゃあトルコの思い出にも。
と、一品くらい薦められるかと思ったら、ホントにおしゃべりだけだった。


なかなか正直なやつもいるもんだ。



アリの働いてる店を出ると、周りにいた他の店のやつが、
「ウチのも買ってけよ!」 と、自分の店に引き入れようとする。。 亡者どもメ。。。



街を散歩して、またガラタ橋周辺を歩き回る。




~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-23


今日も明日も、いつも誰かが釣りをしている。


~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-25


橋の真ん中あたりで、少年が何かを売っていた。



~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-24



何だコレ??


と思い、よく見てみるとムール貝!!



一個おくれ。 というと少年がカパッとムール貝をあけた。
すると中にはご飯が詰まってた。
ムール貝のご飯詰め!! 美味そう音譜


貝をあけたあとは、レモンを一振り。
一口で口に放り込む。



うん。うまい!!!



おかわり!の連続で、3~4個食っちゃった。


一個50円もしないので、これはいい。
鯖サンドにつづきのヒットだ。


~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-41


橋の反対側まできて、マーケット・市の様なものがあったので物色する。


~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-44


とれたての魚!! 美味そう。


と、すぐ隣くらいからすんごいいい匂いが漂ってきた。


~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-42


となりを覗くとおっちゃんが小魚を揚げていた。
この匂いの誘惑に勝てる訳もなく、無条件に腰をおろす。


5.6席 だけある小さな食亭で、
すでに満席気味だった。


小魚フライだけにしようかと思ったのだが、
鯖サンドのことが頭をよぎったので、おっちゃんに
「これ、鯖サンドみたいにパンに挟んではくれないかい?」
と、聞くとOKしてくれた。


~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-43



ちょっとわかりづらいかもしれんが、
これがその小魚サンド。。上げたてのカリッカリ


アリはアリだったが、小魚だけで食べたほうがうまかった・・・残念ダウン


ちょっと期待しすぎたか。。



バザールにも行ってきた。



~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-08


生活用品あり・土産ありで一日中人で賑わっている。
イスタンブールには、もっと大きなグランドバザールがあるのだが、
上の写真は、ふつーのバザール。
両方とも写真のように、アーケードになっている。


グランドバザールの方は、どちらかというと観光客向けらしい。
なによりもでかい。 そちらにも行ったんやけど、出るまでに一苦労やった。
貴金属・布類・ランプ・スパイス・・・となんでも売っている。



~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-09



こちらの人たちには欠かせないスパイスの山。
火がでそうなくらい辛そうなスパイスも山のようにもられている。。
この前を通る時は、じゃっかん辛そうなにおいがする。。



~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-10


ランプもかなり売ってあった。
水煙草のでっかいやつとかも売ってある。



日も暮れ、寄り道をしながらホステルへと向かっていた。
ライトアップされたブルーモスクがなかなかキレイなので写真を撮ってみたが、
写りが悪い・・・いまいち。


~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-02



すると後ろの方から、
コンニチワーー!!



と、あやっしい日本語が聞こえてきた。。



振り向くとそこには一人の若いトルコ人の男が立っていた。


男は、フレンドリーに話しかけてきた。
日本語も挨拶程度喋れる。


「なにしてんの?どこに泊まってんの?」


と、ひとしきり質問を受け、


「じゃあ、ウチのカーペット屋に来てゆっくり話そう」


と、またもやお店に招待された。
いや、そう何回も簡単に店に足を入れるほどオレは甘くな・・・・





~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-13




お邪魔しまーすあせる




今度はなんか本格的な店。。。
置いてるカーペットも高そう。。




~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-12


例のごとく、ティーボーイがアップルティーを持ってきてくれた。


どうでもいいが、このアップルティーは歯が疼くほど甘いことが多い。
角砂糖が添えられているのだが、ほとんど加える必要がないことが多い。
ってか飽和状態やん!!既に!とツッコみを入れたくなるほど。。



正体不明の男はハリという。
親父が、このお店をやっていて、もう結構長いらしい。
お店もFour Season Hotelの前くらいにあり、そこそこ格式があるそうだ。


日本人の彼女がいるらしく日本にも数回行ったことがあるらしい。


いろいろ旅の話をしたり、質問に答えたりしていた。
やはりかなり金持ちなんだろう。
今朝話した他のカーペット屋のアリとは全く違う。


つい最近まで国内旅行に行っていたらしく、
ちょうど行き先もまだハッキリ決まってなかったので、
色々、どこがいいかとかを聞いてみた。



この日はもう時間が遅かったので、
次の日の朝、もう一度お店で会うことになった。
ちょうど、旅行の写真が現像できるので、それも見せたいとのこと。



朝、お店に行くと、
使用人の人が迎えてくれ、中に入れてもらい
例のごとくアップルティーを飲みながら待つ。
数分して、ハリが写真を手に持ってやってきた。


他の観光地の写真なんかを見せてもらい、
ここはお勧め。ここはもうシーズンじゃあないからやめたほうがいい。
と、色々教えてもらう。



交通機関やスケジュールをどうしようかなーと言うとハリが、

「よかったらオレの知り合いの旅行代理店があるからそこで聞いてみる?」

と、聞いてきたではありませんか。。





も・・・もしかして・・・









お・・・・お前もか!ハリっ!!









あの代理店。どんだけ幅きかせとるんやって。笑





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