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Channel: 日々楽々 ~旅~
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ダマスカスというところ

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ダマスカスは首都だけあって、立派な都市です。



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ホテルも今まで(シリアの中で)でイチバン高い。


アルラビホテル   ドミトリー SYR350 (700円) 

ホットシャワー/朝食有(有料)/情報ノートあり


まぁ、高いと言っても700円。
この値段では日本でネットカフェの3時間パックも申し込めない。
しかしここはシリア。
いったんシリア価格に慣れてしまえば700円は高い。ということになってしまう。


ここではアレッポのホステルで会ってたカナダ人のミカと再会。
そして夜にはマーティンもやってきた。
ロビーでバッタりあって、お互い 「やっぱりここに来たか・・・」
と、言わんばかりの顔でにたり。


再会3人組で、レストランの外に置かれたプラスチックのテーブルで
ホムスを囲んでまったり。。



振り返ってみると、なぜかダマスカスではほとんどといっていいほど写真をとっていない。
なので、写真は数枚しかないです。 申し訳ない。



スーク(市場)をぶらぶらしているとアイスクリーム屋を発見。
けっこうな賑わいなので気になってのぞいてみると、
容器からすくいとられるアイスはかなり粘り気があっておいしそう。
トルコアイスみたい。。


といっても、トルコアイスを食べたことはないのだが。。
トルコでトルコアイスを食べ忘れ、イタリアではジェラートを食べ忘れ、
結構、見逃しているボクです。 女性陣からしたら考えられないミスでしょう。


とろーりとしたバニラアイスの上にピスタチオをパラパラまぶして出来上がり。


トルコアイスではないやろうけど、まぁ、それっぽい(根拠なし)ので試してみる。


カップで 25SYR (50円) と、値段も安く、味もかなり◎。
おかわり全然できそう。


今、まさにアイスを堪能している中、
味のことなんて忘れてしまいそうな光景を目撃してしまった。


多少、説明が複雑なので、↓を参考にイメージしてください。


~日々楽々~ こう・・・ぐるっと世界一周してないやん!-bruka



イスラム圏 (地域によって異なるが)の女性の服装。
度合いみたいなのが、地域によって違い、図・右のようにもう完璧に隠している人も少なくない。
(シリアではすこし違うタイプだが、他に探せなったの為上の図を使用。)


この完全に隠している人は、時々めがねをこの衣装の上からかけている。。
最初はおどろいたが、今はもう特にめずらしくはない。



しかし、その手にはアイスのカップが握られている。。。






一体どうやって食べるんやろう・・・・・








ものすっっごい気になる。。




じっとまっていると、女性はおもむろに片手で布の角をつかみ、
すこし持ち上げる感じで、顔と布の間にスペースをつくる。(もちろん顔は見えないように)





そしてアイスは布の後ろに消えていった。。。






もちろん食べやすいハズがない。
片手では布をもち、片手ではアイスのカップを持たなければならない。


女性はじゃっかん前のめりになり、





ゾ・・・・モ・・・・ゴゴゾ・・・・・ゾモ・・・・・







まるでエイリアンが捕食した生物を丸のみにして消化しているような動き。。。




しばらくすると、空になったカップが布の後ろから、にゅっと出てきた。。



口があけっぱなしになりそうな光景だ。。



そこまでしてもアイスは食べたいのね。



棒のように立ち尽くしているとミカがやってきた。お互い片手にアイスをもって。



「今のみた?」  



「え、なにを?」



「いや、それがさ・・・」



一瞬説明しようかと思ったが、若干めんどくさくなったので、やめにした。



アイス片手にウマイヤドモスクという有名なモスクの前の広場で一休み。
となりに座っていたシリア人の世間話につきあう。
またもや、アブドゥラだ。 ほんとにこのムスリム地域は同じ名前が多い。
アブドゥラ・アリ・モハメッド(ムハンマド) が何人いることやら。。


まだ小学校低学年くらいの2人組みが衣装をまとって、
お盆にコーヒーをのせてやってきた。
いらない。というと、アブが子供たちのために2つ買った。


実は、アラビックコーヒーはあまり好きではない。
中東地域では、カルダモンという香辛料をコーヒーに入れるのだが、
この香りがかなり強くてどうも好きになれなかった。



最初はなんの味かわからなかったが、
別の日に、コーヒー豆を買いに行き、
豆を挽くときに豆と一緒に緑色の豆のようなものを数粒入れたのをみて、
今、入れたのなん???
と聞くと、これだよ。と手にとって見せてもらいようやく判明したのだった。


ショウガ科であるらしいこのカルダモンは先にも書いたが、香りがすごく強い。


消化器系などにはとてもいい効能があるらしいが、
この香りとコーヒーの組み合わせは好みじゃあない。


流し込むように、くいっと飲むと、


「もう一杯いるか?」 と、言われたので即、断る。


ミカを見てみるとほぼノータッチだった。同じくあの香りがだめなようだ。


その日はマーティンが宿を出て行った。
久しぶりに、一人の人間と数週間一緒に行動したけど、
よく言って「ゆったり」 悪く言って 「だらけもの」
なマーティンだったので、すごい一緒にいても楽だった。



「また日本に帰ってもすぐ旅でるよ。」




と、暗示めいたことを言われたけど、けっこー当たってたりする。。



中東ならではのハマムもここダマスカスで初挑戦しました。


ハマムと言えば、トルコ風呂になるんですが、
どうやら、トルコのハマムとシリアのハマムには違いがあるらしい。


ここシリアのハマムは蒸し風呂、そして体は自分で洗う。
トルコは岩盤浴で、体はスタッフが洗ってくれる。


たしかこんな感じだったと思います。


ただしここでは、女性は入れない所があったり、
曜日が分けられてたりするので、女性の方は行く前にチェックすることを勧めます。


大きめのバスタオルを腰に巻いていざ出陣。


風呂場には数人のお客がいて、従業員らしきやつが一人いた。
大体は指示にしたがっていれば問題ない。
体を洗うスポンジのようなものと、石鹸(もちろんアレッポ石鹸)をもらう。
まずは体を洗い、スチームサウナで汗をどっしりかく。


そのあとは、マッサージ+垢すりをやってくれる。
垢すりなんて当分やってなかったので、垢がでてくるでてくる。
もうちょとで力太郎が作れそうだった。


風呂場から出ると、従業員がやってきて、
濡れたタオルを交換してくれ、別のタオルを腰に巻く。
するとまた別のタオルで上半身を拭いてもらい、
すこし小さめのタオルで髪を拭いてもらい、
最後はぐるっとターバンみたいにしていっちょ上がり。
ほぼ一方的にやってくれます。


体中タオルでぐるぐるなので、ミイラみたい。。


風呂上がりには、チャイ(紅茶)を持ってきてくれ、
一服してくつろぐ、シーシャ(水たばこ)も頼めば吸える。


バックギャモンのサイコロの音がぼんやりとした頭のなかに不規則に響く。。


OKと言ってくれるなら、いますぐにでもここでひと眠りできる。。。


あー。気持ちよかった。


これで、400円程度なので安い。


中東に来たら、ぜひハマムを。。




また別の日には、珍事件を目撃したので、そのことについて少し。。


町をうろうろしていると、なにか数人が大きな声で意見しあっている。
なんだろう?と振り返ってみると、駐車場のようなところで、男たちがもめてる。
どうやら、自分が止めた後に誰かが自分の前に駐車したため出れなくなってしまったよう。


もちろん自分の後に止めた人間がいないから問題になっているのだが、
なにか数回確認しあったあと、彼らはとてもシンプルな行動にでた。。



男が4・5人集まって、せーので車を素手で持ち上げしまった。


もちろん、最初に前輪を動かし→後輪→また前輪少し。。とスライドさせるような感じだが。。



イタリアのゴンっ!ってぶつけて車をどけるのにもびっくりしたが、
ここの持ち上げてずらしちゃえ作戦もびっくりだ。。。


車が出るのに十分なスペースが空いたようで、
よし。と、ドライバーは自分の車にもどる。


タイミングがいいのか悪いのか、その動かされた車の運転手が戻ってきた。
若干モメていたが、 他の車の出口をふさぐやつもやつだし、
だからといって素手で移動させちゃうやつもやつだ。。




ま、どっちも日本では心配しなくていいことだけど。。。



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瞬間を撮りたかったが、あまりにも急で、しかも見入ってしまったので、
カメラを出したときはすでに動かし終わっていた。。。残念。






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